12/18(土) Fun houseにて完成見学会を行いました。
駅近くの住宅街で北側道路付きの敷地のため冬の陽当たりが少ない土地ですが、敷地条件にあわせて設計したパッシブデザインの家です。
午前11時頃から得られる日射を利用し、無暖房で22℃以上を常にキープしております。写真は午後5時のリビングの温湿度です。この時外気温は6℃でしたが、無暖房で24℃を超えてます。ご見学いただいた皆様はまず家に入った瞬間から玄関の暖かさにびっくりされ、最後は感動してお帰りになられました。
真南に配置した日射取得窓と吹抜により、1階からロフトまで空間全体の温度差がほぼない状態です。
HEAT20のG2レベルやG3レベルといった断熱基準だけではこのようにはなりません。土地にあわせたパッシブデザインができるかどうかで室内温度の快適さは大きく変わります。もちろん夏は日射遮蔽と冷房設計が大切です。くれぐれも「うちは高気密高断熱だから暖かいです」というポエムに騙されないでくださいね(笑)
さらに室温だけでなく室内仕上の表面温度も大切です。これらを室温とほぼ等しい環境をつくるのがパッシブハウスです。床、壁、天井からの輻射熱は、意外と人の肌は感じ取ります。
↑床の表面温度
↑壁の表面温度
↑天井の表面温度
↑さらに床下のコンクリート表面温度
どこも室温とほぼ同じで均一な温度です。温度のムラがないため、温度差による空気の対流も生じません。無理な暖房設備に頼ることなくこの環境がつくれる家なので、肌に感じる空気温度も一定で家のどこにいても快適に過ごせます。
ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。