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中間気密測定

田喜野井の家にて、中間気密測定を行いました。

測定方法は減圧法と言いまして、写真にあるバズーカー砲のようなもので家中の空気を外に押し出します。そして床・壁・天井などからの漏気を見つけ出し風量を計測します。

もちろん最終的に竣工時も測定しますが、まず工事の途中で測定を行うことで万が一の隙間(穴)を早期に発見することができます。この中間気密測定は配管・配線・ダクト工事を行う前に測定する方法もありますが、弊社はお客様が住む状態になるべく近づけるためにも配管等の施工(外壁に穴を開ける工事)を行ってから測定いたします。

そして結果は、、

 

出ました♪C値=0.21㎠/㎡!!

これがどのくらいすごい数値なのかと言いますと、30坪強の家で隙間がたったこれだけです↓↓↓

家中の隙間を集めたサイズが「名刺の半分以下」です。これだけ隙間が少ないと空気の漏れがなくなりますので、空調や換気の効率がグンと良くなります。そして家中の温度ムラも減少しますので、カラダにやさしい室内環境になります。また温度差がないということは、湿気がたまることもないのでカビの被害などにも悩まされずに済みます。

とはいえ、快適な家づくりは気密の値が全てではありません。C値=0.5㎠/㎡を切るような超高性能な家になりますと、吹抜けや斜天井、入隅出隅の数や家の大きさによっても微妙に数値は変わってきます。ここで合わせて考えるべきなのが断熱です。

こちらの現場は外気温7℃(雨の日)に対し、無暖房(しかも工事中)で室温18℃です。前日(晴れ)の太陽熱を取り込み、かつ保温することでこれだけのあたたかさが確保できます。この先は足場が外れてもっと太陽を受け、入居してからは生活の熱もあるのでよりあたたかくなるでしょう。

これがパッシブ設計。完成が待ち遠しいです。