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大型パネル工法

久しぶりのブログです。昨年は設計、工事ともに慌ただしい一年でした。

 

あたたかい季節の到来とともに、八千代市にて【おぷとヒュース】の建方工事が始まりました。弊社では自社工場の強みを生かし、この現場よりパネル工法を格段に進化させました。

ツーバイフォー工法自体が一般的にはパネル化が普及しており、在来軸組工法と比べても建方工事が早いのが特徴となっております。通常は下の写真のように工場でパネル化された壁を建設現場で組み立てます。そしてその後、サッシの取付けや断熱・防水工事を現場で職方さんが行います。一見して早くて良いのですが、しかしこの方法は雨が降ると雨水が床上や基礎下に溜まりやすく、しかも構造パネルが濡れてしまうというデメリットもあり、屋根や外壁の防水が仕上がるまでの工事期間中は常に雨養生に気を遣わなくてはなりません。(とはいえほとんどの工務店やハウスメーカーは気にしていないようですが。。)

(普通のツーバイフォー工法)

 

弊社で開発した「進化したパネル工法」では、ホウ酸による防蟻工事・サッシ取付け・サッシ廻りの防水気密処理・外断熱材貼り・透湿防水シート貼り・通気胴縁材取付けまで工場で製作いたします。屋根のある工場での平場作業のため安全安心であることと、これにより建設現場の工程短縮を一気に図ることが可能となりました。

(構造パネル1枚1枚丁寧にホウ酸防蟻工事)

(マシンによる精度の高い構造躯体パネルを製作)

(木製サッシの取付け。クリアランスは膨張パッキンでシール)

(木下地と外断熱材ネオマフォームの取付け)

(わずかな隙間もウレタン注入で断熱欠損をなくします)

(高耐久の透湿防水シート貼りとサッシ廻りの防水気密処理)

(通気胴縁まで取付けて完了。木部の白い部分はホウ酸処理によるもの)

 

さて、基礎工事と土台工事が終わったところで建設現場での建方工事です。

(3m~5mの長さの壁パネルを組み立てます)

(床組もパネル化してるためここまで半日)

(現場ではつなぎの釘締めや断熱・防水工事を行います)

(ほんの数日で外周工事が完了です)

 

現場でひとつひとつ外断熱・防水工事を行っていた頃と比べて作業時間が3週間は短縮できました。これは画期的です。ついでに屋根工事もご紹介します。

(主屋根があがると同時に1層目の防水工事)

(その上に2層目の屋根垂木を施工します)

(屋根にも外断熱ネオマフォームを敷き込んでいきます)

(垂木間に断熱層と通気層を計画。圧巻ですね)

(さらに野地板を貼り)

(2層目の防水工事です)

 

長くなるので今回はここまでにします(笑)

「進化したパネル工法」により、①防水工事が早く終わるため雨養生の心配がいらなくなる ②工場での平場作業のため安全に精度の高い外断熱・防水工事が可能になる ③外断熱材の割付プレカットが可能となり資源の無駄をなくすことができる ④現場作業が減り大工が造作工事に集中できる ⑤作業時間短縮のためコスト削減が図れる ⑥工程短縮を図れるためお施主様に早くお引渡しができる、などのメリットが生まれました。お施主様にもメリットがあるのは嬉しいですね。引き続き、この工法にて進めていきたいと思います。