太陽光発電が新築住宅の断熱性能を低下させている

週刊誌の見出し見たいなショッキングな題名で申し訳ありません。
しかし、実際には実際に起こっている事実です。
今日の話はスウェーデン住宅の話ではなく、
もっとも販売数の多い住宅(ローコスト)の現状です。

costbalance

真ん中のAを見て下さい。
太陽光発電が新築の家に搭載することが無かったころの
販売価格に対してのコストの明細をイメージしています。
そこへ、太陽光発電は得だと言うことになり、搭載する建売が増えて来ました
しかし、その販売価格はあまり変化がありません。
Cの様に太陽光発電分だけ価格が上がれば、他のコストは
変わりないと想像が付きますが、実際はBの様に、
コストの圧縮が行われています。

皆さんが建売を見に行ったとします。
先ず、外構が素敵でなければ、マイホームの夢が壊れます。
内部に入って、キッチンやユニットバスがお粗末では
奥様の支持は得られません。
もちろん利益は削りません。
基礎や躯体は会社自慢の頑丈な構造躯体を
見学会でお披露目する為に、削るとイメージが下がります。
残ったのは残念ながら、断熱施工です。

前のブログでも書きましたが、
太陽光発電を載せる前に十分な断熱性能が必要です。

ショート・ショート作家の星新一風に書けばこんな風になるかもしれません。・・・・

★ ★ ★

2022年1月 東京近郊の住宅街

D氏は東京電力の計算書を見て溜息をついた。
「買い取り価格が4分の1まで落ちるとは思っても見なかった。
毎月1万円の小遣いをくれた太陽光発電もこれで終わりだな。」

これまでの48円の買い取り価格は一気に12円まで落ちてしまい、
一方で、東京電力から買う電気代は原子力発電所の廃炉に費用がかさみ10年前の3倍になった。
夜間電力が安価だったのは原子力発電が夜間に止められない理由だったとのことで、
今となっては昔9円だったのが今は27円に。 

幸い、太陽光発電は焼却を無事終えたが、最近パワーコンディショナーの
調子が悪くメンテナンスに費用がかかりそうなのも頭が痛い。
それと初期費用を抑えようとして、中国製の太陽光パネルを載せたのも
時間の経過と共に心配が増してきた。
もし、故障したら?
12円の買い取り価格では修理費もでやしない。

それにしても、寒い夜に暖房がきかず、電気が高いので、結局納戸にしまってあった、
石油ストーブをひっぱり出して来た。
床暖暖房はとっくに故障して修理費用がとんでもなく高いのであきらめてしまった。 
大体床暖房は贅沢な使い方をしないと意味がない。
寒い外から帰宅した時も急には温まらないし、必要のないところまであっためる。

10年前、建て替えを計画した時は、結露の無いあったかい建物を求めていた。
そこに太陽光発電が登場し、10年間、太陽光発電の償却に夢中だった、
気が付けば、前の家と同じ寒い家に住んでいる。
一体なにが良くなったというのだろう。
10年前の生活と何も変わっていない。寒い時に限って、灯油はなくなる。


「パパ、灯油買ってきて、3件先の一番遠いスタンドが一番安いわよ、
混んでいて待たされるから、コートを着ていってね」

D氏
「わかった、行ってくるよ」

先日の寒い日の夕方、断熱施工の飛び込みセールスがあった。

営業 
「お客様の家は追加の断熱をすれば、太陽光発電が無くても
昼も夜も快適になります。」

D氏
「お宅の会社は断熱専門の会社なの?仮にやったら追加断熱工事はいくらかかるの?」

営業
「うちの会社は少し前まで太陽光発電のパネルを販売していました。
常に時代の先を読む、お客様にお得な提案をする住宅のエキスパートです。
D様ですと、250万円ほどかかりますね。
でも20年で考えれば、月々1万円程度の負担です。
灯油を買いに行かなくてOK廊下も寒くない、快適な家になりますよ。
時代は太陽光から高断熱に変化しています。」

D氏
「250万! 高いね、とっても無理だよ。
補助金はないの?10年前の太陽光の様な・・・」

営業
「あります! 当社の高断熱工事をしていただければ、太陽光発電を載せている家では発電を中止せず
売電を続ければ、10年間毎月2000円の補助があります!。」

D氏
「それは得なのかね?それとも・・・」

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