ゼロエネルギーの検証

およそ1年前「ゼロ・エネルギ化推進事業」に採択された千葉県流山市の
K様邸が完成しました。 ご入居後、HEMSを利用して太陽光の発電量
や使用量を月ごとに集計した結果が今回まとまりました。
(実測を基にしていますが、細かい数字をまるめて、シンプルな図にしています。)

集計して驚いたことが2つあります。

東京電力に売ったキロワット数と買ったキロワット数がほぼ同じでした。

solar_2

売った電気と買った電気が同じということは、
すごい性能の畜電池があったら、ゼロ・エネルギー住宅は可能であるということです。
電気の売電が単価がいくらとか、深夜の電気がお得だとか、元がとれるとか
とれないとかと言う、金額に直した話ではなく、極めてシンプルな
約4.5KWの太陽光と当社の高気密高断熱住宅があれば、
自分の屋根の上で発電している発電量で自分たちが使う電力を
賄っているという事実です。
もし、建物の断熱性能が悪ければ、いくら発電がよくても、
総使用量が大きくなってしまいます。
これをイメージしたのが、下段の円グラフです。

もう一つうれしい驚きは当時、パナソニックHIT233、20枚の
発電量はメーカーデータで5,040KWでしたが、実際は
20%アップの6,166KWでした。

この検証で、最も重要なことは、
① 少ないエネルギーでも十分に冷暖房できる、高断熱の
  建物であること
② 出来るだけ太陽光発電の規模は小さい方が、実現性が高く
  普及率も上がること
③ 論点の基本が金額でなく電力のキロワット数であること
  太陽光発電を行っていない家庭が東京電力の高い買い取り金額を
  支えているという事実を面白くないと感じる人も多いはずです。
  また、大手ハウスメーカーのゼロエネルギーの歌い文句はどこも
  金額でゼロにする話がほとんどです。

実は、当社は国のゼロエネルギー事業に参加させて頂いていますが、
削減率何%とか、いままでは、なにか実感が湧かない数字でした。
事実、計算の根拠となる平成11年度基準と平成25年度基準で
計算すると同じ建物のエネルギー削減率が90%と130%になって
どっちが正しいのかもわかりませんでした。
でも、今回のこの数字は明快にゼロエネを実証しています。

今後必要なのは、高性能蓄電池か、あるいは地球規模の
余剰電力互助会(ブラジルが昼間の時間は電気を送ってもらって、
日本が昼間の時はブラジルに電気を送るという地球規模の
ネットワーク)が必要になりますね。

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